社内の資料を1か所に集めて、探して、ダウンロードせずにそのままブラウザで読むための文書管理サービスです。自分たちのサーバーやクラウドに置いて使うセルフホスト型で、ソースコードは MIT ライセンスで公開しています。

開くだけで読める
HTML・Markdown・PDF・画像・CSV・draw.io・Mermaid・Excel/Word/PowerPoint など、1ファイルで完結する文書をアップロードすると、ダウンロードせずにブラウザ上で閲覧できます。draw.io と Mermaid は図として描画し、Office 文書はシートの表・見出しと段落・スライドごとの本文を表示します。中身の文字はすべて検索の対象になります。
版で管理して、タグとプロジェクトで整理する
修正した資料を「新しい版」として上げると、古い版は自動でアーカイブされ、タグとプロジェクトは新しい版へ引き継がれます。プロジェクトはフォルダ階層を持てて、1つの文書を複数のプロジェクトに置くこともできます。削除はなく、アーカイブした資料はいつでも元に戻せます。

「おしながき」で案件の資料を渡す
プロジェクトに揃っている資料と、それぞれが何なのかを1枚の一覧にします。説明はその場で書け、Markdown でコピーしてメールや議事録に貼れます。引き継ぎやレビュー依頼に向いています。
探せる
ファイル名・タグ・メモ・本文を対象に、日本語でも単語の区切りを気にせず探せます。スペースで区切ればすべてを含む資料に絞り込めます。ベクトルDB(Weaviate)を併せて起動すると、言い換えや表記ゆれを含めて近い資料を探す意味検索も使えます。
AI エージェントから使える
画面から API キーを発行でき、Claude Code・OpenAI Codex・Google Antigravity 用の Skill もダウンロードできます。「この資料アップして」「前の版を置き換えて」「〜を探して」と話しかけるだけで操作できます。AI が作った画面案(Web ページ一式)をそのまま登録して、動く状態で確認する「モックアップ管理」もあります。

Miro のボードに書き出す
打ち合わせで使う Miro のボードに、資料を並べて書き出せます(任意の機能)。書き出すのは頼まれたときだけで、ボードが知らないうちに変わることはありません。
- ボードに置いた目印の付箋(「[DM]名前」と向き)の横に、書き出すたびに新しいフレームを作って並べます。前に書き出したフレームには触りません
- 向きは右・左・上・下・斜めの 8 方向と十字。十字ではタグで 4 つに分けて、目印の斜め 4 か所に出します
- PDF・画像はそのまま、HTML・Markdown・draw.io は PDF に、Office は体裁つきの PDF にして出し、各資料に「Document Manager で開く」リンクを付けます
- AI エージェントに「この資料を Miro に書き出して」と頼むか、文書のプレビューのアイコンから 1 件ずつ書き出します。画面の上の「Miro」で目印を置き、書き出しの履歴を見られます
- 資料の代わりに、AI エージェントが箱と線の一覧からフロー図(担当ごとのレーン・分かれ道・ループ)を描いたり、付箋を島ごとにまとめて並べたり(親和図・ふりかえり)もできます。位置は Document Manager が決めるので、打ち合わせではそのまま Miro の上で直せます

社内に置いても安心な作り
- 外部へ出ない: draw.io・Mermaid の描画ライブラリは同梱しており、CDN を使いません。どの資料がいつ見られたかが第三者に伝わりません
- ログインは OpenID Connect: Entra ID・Cognito・Google などを設定で差し替えられます。使えるのは許可リストの人だけで、権限は管理者・読み書き・閲覧のみの3種類です。AI エージェント用の API キーは、発行した人のいまの権限を超えて使えません
- 危ないものは置かせない: 鍵や証明書(.env・.pem など)は、検索に載って全員に読まれないよう、あえて受け付けません
- 変換は閉じ込めて行う: Office や HTML の変換サービスは、インターネットにも他のサービスにも出られない専用ネットワークで動かします
- 操作は記録に残る: ログイン・文書の書き込み・管理の操作は監査ログに残り、管理者が全員ぶんを探せます。不審なときは利用者のセッションと API キーをまとめて切断できます
- サーバーに入らずに点検できる: 管理の画面で、つながる先(DB・ファイルの置き場・認証基盤など)の確認、危ない設定の警告、動いている部品の版と部品表を見られます
構成
既定では1コンテナで完結します(メタデータは SQLite、ファイルはローカルディスク)。環境変数を変えるだけで、メタデータを PostgreSQL に、ファイルを S3・GCS に移せるので、AWS や Google Cloud で複数台構成にもできます。変換サービスや意味検索は任意で、無くても動きます。

はじめかた
OpenID Connect のクライアントを用意して、Docker イメージを起動します。手順と設定の一覧は GitHub の README と Docker Hub のページにまとめています。
docker pull earce9000/document-manager:latest
ライセンス: MIT License © EARCE.NET。不具合や要望は GitHub の Issues へお寄せください。
